日本製紙株式会社は、日本第2位(世界8位)の製紙業会社です。
前身は、十條製紙、東北振興パルプ、山陽国策パルプ、大昭和製紙の4社で、現在は、新聞や印刷用紙、ティッシュ、包装紙など紙事業に加え、牛乳パックなどのパック事業、ケミカル事業、エネルギー事業を行っています。
2013年に東証一部に上場以降、配当が途切れたことはありませんが、北海道釧路工場の閉鎖のニュースなど、印刷用紙の需要減少による影響が懸念されるところです。
そんな日本製紙の株主優待は、コロナ禍の2020年は特に喜ばれたとか。その内容を配当金情報、株主総会のお土産情報と共に説明いたします。
日本製紙の株主優待
日本製紙には、次のような株主優待制度があります。
必要株数 | 100株以上 |
優待内容 | 家庭用品詰め合わせ 2020年実績(スコッティカシミヤ、クリネックス ティシュー アクアヴェール、クリネックス ティシュー ローション 肌うるる ソフトパック110組+10組、クリネックス ソフティ 4ロール(ダブル) 〈ピュアホワイト〉、スコッティ ファイン 3倍巻キッチンタオル 150カット 2ロール、スコッティ ウェットティシュー 消毒 10枚、スコッティ ファイン キッチンピカピカクロス 3枚) |
日本製紙の株主優待は、ずっと変わらず生活用品の詰め合わせのようです。
ティッシュやトイレットペーパーは生活していく上でかかせないものですから、この詰め合わせは嬉しいですね。
日本製紙の配当金、利回り
過去2年間の配当金及び利回りは以下の通りです。
時期 | 2020年期末 | 2020年中間 | 2019年期末 | 2019年中間 |
配当金(円) | 40 | 0 | 30 | 0 |
株価(円) | 1539 | 1759 | 2286 | 2091 |
配当利回り(%) | 3.40 | 3.40 |
*配当利回り(%)=(配当金(期末)+配当金(中間))÷期末株価
日本製紙の配当利回りは3.4.%です。
利回りもそれほど悪くありませんし、安定した配当も続いていますが、デジタルの波やコロナウィルスの影響で低迷気味の業績をどう回復するか、注視が必要でしょう。
日本製紙の株主総会のお土産
過去2年間の株主総会のお土産、開催日・場所は以下の通りです。
お土産 | 開催日 | 開催場所 | |
2020年株主総会 | 無し | 2020年6月25日 | 東京都千代田区大手町一丁目3番2号 経団連会館2階国際会議場 |
2019年株主総会 | 無し | 2019年6月27日 | 東京都千代田区大手町一丁目3番2号 経団連会館 2階 国際会議場 |
日本製紙は、以前は株主総会でも日用品をお土産として配布していたようですが、2018年からお土産は廃止されています。
株主総会は、社長・役員の話を聞いて、今後の戦略に耳を傾ける場で、お土産は副産物ですが、以前あったお土産がなくなってしまったのは残念ですね。